東京パーソナルカラー診断サロンiro×iro

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トーンの意味とパーソナルカラーフォーシーズンの関係&色の濃淡

   

前記事「色の三属性とは?色相・明度・彩度と濃淡の違い」で、「色の濃淡はトーンによって決まる」と書きました。今回はその「トーン」についてです。

トーンとは?

明度と彩度の組み合わせをトーンといいます。(明度・彩度については「色の三属性とは?色相・明度・彩度と濃淡の違い」をご覧ください。)PCCS(色彩研究所の系統色名)では12種類のトーンに分けています。いわゆる純色と言われるものがトーンで言うとヴィヴィッド(v)です。純色(v)に白を混ぜていくほど明度は高くなり、彩度は低くなります(b→lt→p)。これを明清色といいます。逆に黒を混ぜていくほど明度は低くなり、彩度も低くなります(dp→dk→dkg)。これを暗清色といいます。

pccs2.0

PCCSトーン(日本色研事業「カラーコーディネーター入門 色彩」より)

 

明度・彩度別トーン12分類

  • 低明度、低彩度:ダークグレイッシュ(dkg)暗い灰みの
  • 低明度、中彩度:ダーク(dk)暗い
  • 低明度、高彩度:ディープ(dp)濃い
  • 中明度、低彩度:グレイッシュ(g)灰みの、ライトグレイッシュ(ltg)明るい灰みの
  • 中明度、中彩度:ダル(d)鈍い、ソフト(sf)やわらかい
  • 中明度、高彩度:ストロング(s)強い、ヴィヴィッド(v)さえた
  • 高明度、低彩度:ペール(p)薄い
  • 高明度、中彩度:ライト(lt)浅い
  • 高明度、高彩度:ブライト(b)明るい

パーソナルカラーシーズン別トーン分類

パーソナルカラーのフォーシーズン法では、似合う色の傾向をスプリング・サマー・オータム・ウィンターの4つのシーズンに分類します。各シーズンは、おおよそ下記のトーンの要素を含みます。

スプリング(中・高明度、中・高彩度)

メイン:ライト・ブライト・ストロング
サブ:ソフト・ヴィヴィッド

サマー(中・高明度、低・中彩度)

メイン:ソフト・ライト・ライトグレイッシュ
サブ:ペール・ダル・グレイッシュ

オータム(低・中明度、低・中彩度)

メイン:ダーク・ダル・グレイッシュ
サブ:ディープ・ダークグレイッシュ

ウィンター(低~高明度、低・高彩度)

メイン:ヴィヴィッド・ストロング・ディープ
サブ:ブライト・ペール

同じシーズンでも似合うトーンには個人差があります。例えばウィンターでもヴィヴィッドがよく似合う人と、ペールがよく似合う人がいます。オータムでもグレイッシュがよく似合う人と、ディープがよく似合う人がいます。フォーシーズンだけでなく、トーンも合わせてより細かく似合う色を絞っていくのが、iro × iroのベストカラー診断です。あまり他にはないアプローチだと思いますので、興味がある方は是非ベストカラー診断を受けてみて下さいね。

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色の濃淡とトーン

色の濃淡は明度・彩度の複合要素(トーン)が決めるというのが持論です。前記事「色の三属性とは?色相・明度・彩度と濃淡の違い」で、色の濃淡の認識は「白に近ければ淡く、遠ければ濃い」という説を書きました。一般的には明度の方を重視している気がしますが、明度と彩度では濃さの性質に違いがあります。明度目線での濃いは、「より暗い方が濃い」彩度目線での濃いは、「より鮮やかで発色が良い方が濃い」となります。濃いグレーと聞いてより黒に近い暗いグレーを想像する人は多いと思いますが、濃い赤と聞いてより黒に近い暗い赤を想像する人は多くないと思います。この様に明度だけ、彩度だけでは濃さを決めることは出来ません。白に近い(高明度・低彩度)ほど淡い(薄い)色と言えます。図で表現すると下図のようになります。
濃淡1

このようにヴィヴィッドから暗清色、黒までが濃い色のラインで、白に向かう方向(赤い矢印の方向)に薄く(明度は高く、彩度は低く)なります。
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